『デジタルカラーライティング』のパイオニア企業、カラーキネティクス社。2002年の秋、その最先端のライトエンジンを使用したスポットライトをデザインしました。 灯具はLED基板の薄さを生かしたスタイルとし、可動部分は従来に無い形状にトライしました。 スポットライトなので、正面の見栄えは極力シンプルにして、その代わりに、背面は特徴のある造形にしてみました。 金型費用を抑える為に、既存のフランジを使用したのが残念でしたが、それでも十分に納得できる出来となりました。 この後、照明器具は急速にLED化が進みます。白色LEDの輝度が上がり、生産コストが大幅にダウンしたのです。 現在、私の携わるデザインプロジェクトのほとんどが、LEDを光源としたものとなりました。 (2003年 カラーキネティクス・ジャパン)