あかりの原点は、松明、ろうそく、オイルランプのように、灯火、つまり炎から放出される光でした。 炎のあかりには、電気による照明とはまた違ったゆらぎ、温かさがあります。その炎のあかりを、マグネシウム空気電池という究極の持続可能エネルギーと最新の LED光源、およびレンズ技術をもちいて実現したのがこのプロダクトです。 かつて炎は、照明としてだけでなく、たとえば調理や暖房に利用したり、あるいは宗教的、祭礼的行事の象徴であったり、私たち人類にとって必要不可欠なものであり、物理的、精神的にもっとも身近なものの一つでした。今回デザインしたプロダクトは、日常生活の身近なところで「炎のあかり」を再現し、そのあかりを通して最新の技術を感じて欲しいという願いから選んだものです。