設計の後は製造の作業に進みます。 今回は使用する木材の選択もカギとなるので、色味や木目のルックスだけでなく、強度や質量、加工性、コストも合わせて検討しました。
部品ごとの試作もして、ものによっては、お施主や建築家と一緒に確認をしました。右上の画像は、最初に作ったアームの試作です。
検討の結果、木材は野球のバットに使用されている「タモ」に決まりました。「軽量」ということがポイントとなりました。アームが長いので、それが重いと本体との付け根に負担が掛かってしまいます。少しでもリスクを回避しないとなりません。タモの採用により、器具全体の質量も当初の予定より大幅に軽減することができました。